国立研究開発法人
産業技術総合研究所

産総研九州センターは研究開発に加えて、全国に展開する産総研の九州拠点として、公設試や大学・高専、産業支援機関などとの連携ハブ機能を発揮し、地域イノベーションの創出に貢献します。

１．スマート製造・製造網の実現に欠かせない計測・センシング技術に関する最先端の研究開発と、その成果の産業界への橋渡しセンシング技術に関する研究の一環として、情報通信機器用などの圧電材料や生体センシングセンサー材料の開発、製造技術の質の向上を目指すセンサーシステム技術の開発、検出困難な部分の可視化する技術開発や、センサーデバイス開発とその情報を社会利益に変換するための情報技術（写真参照）を展開しています。

一例として、生産性向上や人手不足問題解決のためにAI/IoT技術を導入したいのに、何から手を付けたらいいのか分からないなどの理由で躊躇（ちゅうちょ）する企業様が少なくないと思います。

どんなAI/IoT開発も現場の状況の整理が必要なので、九州センターに「スマート製造センシング」に関わる研究者が集積している強みを生かして、既設センサーや作業記録からAI/IoTの導入の糸口を探る、専用センサーを作製しAI/IoTを構築する、などの手法で課題解決に取り組んでいきます。

２．九州IoTデバイス試作ネットワークによるデバイス試作環境の提供
HP https://unit.aist.go.jp/kyushu/minimallab/index.html

九州には800社を超える半導体関連企業や100社を超えるソフトウェア企業が集積し、大学や公設試験研究機関などに４～８インチの半導体（前工程）試作ラインが多数稼働しています。

このような背景のもと、パッケージング（後工程）試作機能を備えた弊センターのミニマルIoTデバイス実証ラボがワンストップソリューション提供の窓口となり、ネットワークの連携機能を活用することで多種多様なデバイス試作のニーズにお応えする体制を整えました。１個の試作から対応できます。デバイス試作に関して、どんなことでもご相談ください。